シンガポールって、こんな国?
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◎シンガポールの時間(2004年4月25日)
 シンガポールは、日本との時差が1時間です。でも、実際にはもっとあるはずです。4月に帰国する際、朝6時30分にホテルを出たのですが、外は真っ暗でした。そういえば、夜7時を過ぎても明るいです。韓国は、日本との時差がありませんが、30分から1時間くらい時差がありそうな気がします。しかし、シンガポールは、もっとズレていると思います。
 そういえばタイは、時差が2時間なんですよね。でも、マレーシアは1時間ですね。でも、少し西のインドは、3時間30分なんですよ。やっぱり、感覚としては、2時間はあるのではないでしょうか。

◎シンガポールのエレベーター事情(2003年11月1日)
 全てとは言いませんが、地下鉄の駅や、サンテックシティモール(Suntec City Mall)など、何箇所かのエスカレーターは、日本よりもスピードが速いように思います。大した差ではないのかもしれませんが、エスカレーターが速いことによって、エスカレーターに乗るところが混まないのです。日本では人が多く集まる駅やデパートなどでは、エスカレーターに乗るところが混雑することが多いと思います。シンガポールのエスカレーターは、人が多いところにあるエスカレーターの速度が速いため、混雑しないのです。人が多いのに、混雑していないのです。日本では、お年寄りや子供が安全に乗るために、わざと速度を遅く設定しているのかもしれません。ただ、少し速く設定するだけで混雑が減るのであれば、その方がメリットが大きいような気がします。シンガポールにもお年寄りや子供はいるはずですが、問題になっていないのですから、無理な設定ではないと思います。仮に、日本では規則があって決まっているにしても、そろそろ見直しても良いのではないでしょうか。
 
◎キャロットケーキ:carrot cake(2003年9月27日)
 初めてシンガポールに来て、最初の夕食を食べに出かけました。何があるのか全く分からなかったので、とりあえずホテルの近くのマリーナスクエア(Marina Square)のフードコートに行きました。フードコートというのは、日本のデパートとか、高速道路にあるような席がたくさんあって、その周りにいろいろな店がたくさん並んでいるところ。自分で好きな店の料理を選んで、適当な席で食事をする、という場所です。うろうろ歩きながら眺めてみると、日本料理、韓国料理、タイ料理、ベトナム料理、インド料理など、いろいろな国の料理が売っていて、何を選べば良いか、迷ってしまいます。
 お腹がすいていたので、ご飯ものを食べたかったのですが、食欲をそそるような適当なものが見つかりませんでした。それぞれの店で、料理の写真を掲げているので、どのような料理かは何となく分かるのですが、これ、というものがなかったのです。そんな中、卵チャーハンのような写真があるではないですか。色は、ケチャップライスのような色で、卵焼きのようなものが、そこかしこに見える料理の写真です。
 そこで店のおばちゃんに、「これは、チャーハンなの?」って聞いたけど、訳の分からないことを言い返されました。いろいろ言ってみたけど、何を言っているのか、さっぱり分からない。まあ、どうせチャーハンみたいなものだろうと考え、写真を指差して、「これをくれ」って言って、お金を支払いました。ところが、店の前で見ていると、何か違うのです。厨房はガラス張りになっていて、作っているところが見えるのですが、米らしいものは使っていないのです。果たして何の料理を頼んでしまったのか、と不安だったのですが、お金を払ってしまっていますので、待つしかありません。しばらく待って、料理を盛られた皿を受け取って、近くのテーブルに席を陣取り、とりあえず、一口、食べてみました。
 「何だ?これは?」というのが、最初の感想です。甘辛く、こってりした味付け。写真で米のように見えていたものは、3cm角くらいの大きさの物体でした。これは、ふにゃふにゃした食感で、ハンペンのような感じのもの。半分に噛み切ると、中は真っ白。でもハンペンではなく、豆腐でもなく、何か得体のしれない食べ物なのです。これと卵を炒めて、こってりとした濃い味付けをした食べ物だったのです。残念ながら、とても美味しいとは言えないような代物でした。
 皿に山盛りになっていて、たったの3.5S$(約240円)です。非常に安い!しかし、とても食べきれない。不味い、とは言いませんが、美味しいとは思えません。他にも料理があって、いろいろな料理を食べながら、というのであれば食べられるかもしれませんが、これだけを食べろというのは拷問に近い。大失敗です。
 しかし、こんなものを頼んでしまったこと以上に後悔したのが、その店の目の前の席に座ってしまったことです。これでは、残せないではないか!店の人に気づかれないところにいれば、たくさん残しても平気だけど、店の目の前の席に座って、一口、二口しか食べないで残したら、店のおばちゃんに殺されてしまう!どうしたら、いいんだ?
 しかたがないので、時間をかけながら、少しずつ、我慢して食べ続けていた。しかし、なかなか減らない。それに、味付けにも飽きてきた。限界が刻一刻と近づいてきている。おばちゃんに何と思われようと、残すしかない、と覚悟を決めかけた時、女神が現れた!と言っても、片付けのおばちゃんなんだけど。
 このフードコートでは、食べ終わった皿などをそのままにしておけば、片付ける係の人が台車を持ってきて、残飯や飲み残しを片付けながら、皿やコップを回収してくれる仕組みになっているようだ。そのおばちゃんが突如現れ、片づけをしながら、こっちに近づいてくるではないか。これぞ、天の采配。片付けのおばちゃんが、近くのテーブルを片付けている時、店のおばちゃんから、こっちの皿が見えなくなったタイミングを見計らって、席を立った。この間に、逃げてしまえば、店のおばちゃんに殺されることはない。
 まさに絶妙な瞬間に席を立って、何とか、無事にホテルに帰って来れました。ここまで来れば、安心です。しかし、自分が何を食べたのかが分からない。そして、このままでは他人に、この気持ちを伝えることができないではないか。とりあえず、部屋でビールを飲んで、口直しをしました。
 翌日、現地の人と会った時、昨日の料理について、聞いてみましたが、なかなか理解してもらえませんでした。どうやら、ケチャップライスみたいな色、というのが、たまたま昨日の店の特徴だったようです。その色を除いたら、食感、味、卵が入っている点などから、その料理の名前は、「キャロットケーキ」というのだ、ということが判明しました。「人参なの?」って聞いたら、『大根もちですよ』って言われたけど、あの白い物体が大根もちだったとは、とても信じられません。「味が濃すぎて、とても食べ切れなかったよ!」って言ったら、『カロリー高いですよ!』って教えてくれました。良かったです。全部、食べなくて。

◎フードコート(2003年9月27日)
 シンガポールには、いろいろなところにフードコートと呼ばれるところがあります。フードコート(food court)は、コピティアム(kopitiam)とか、ホッカーズ、ホーカーズなどとも呼ばれていますが、いわゆる屋台村のことです。中国料理、インド料理、マレー料理など、色々なアジア料理の屋台が集まっているところです。「SUSHI」などと書かれていても、あまり食べる気にはなりませんが。
 食事をするテーブルや椅子は、フードコート全体で共用しています。日本でもデパートの地下食品売場や、サティなどで、このような形式の店があると思います。タコ焼きとか、カレーとか、ラーメンとか、そんな料理屋さんがたくさんあって、その近くにテーブルと椅子があって、好きな場所に座って食べる、というシステムです。スキー場のレストランや、高速道路のサービスエリアなども同じシステムですね。台湾にも同じようなシステムの屋台村がデパートにありました。
 フードコートの店は、だいたい専門店で、一軒一軒のメニューは少ないことが多いです。店先に写真があって、それを見て注文できる店が多いので、言葉が通じなくてもあまり問題はないです。実際、英語が通じない店のおばちゃんもいましたけど、写真を指差して注文し、金額は書いてあるので、支払いも問題ありませんでした。ただ、お金を払って、料理を作ってもらうのを待っている間、自分の分ができたのか、いつ呼ばれたのか、は分かりませんでしたが。
 料理の値段も高くなく、1品で100円〜400円くらいで食べることができます。非常に便利です。ただ、昼食や夕食などの時間帯になると、席を探すのが大変です。席もないし、それぞれのお店も行列が並んでいますので。まあ、シンガポールの人々にとっては、日常的な食事の風景ということになるのでしょうが。