台湾について
このページは、私が台湾に関して聞いた情報をまとめたものです。
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◎うるわしの島の由来(2002年4月)
 1554年、ポルトガルの航海者が初めて台湾海峡を通過したとき、海上から美しい緑のこの島を見て、思わず『イラー・フォルモサ』(Ilha Formosa:うるわしの島)と叫んだのが、台湾を『フォルモサ』と呼ぶ起源になったといわれている。

・位置と地勢
 台湾は地理的に東南アジアと東北アジアの中心に位置し、空と海の交通が必ず通過する重要な位置にある。台湾は中国大陸の東南海上にあり、西は台湾海峡を隔てて福建省に面している。北は日本の琉球列島と一衣帯水の近距離にあり、南はバシー海峡を隔ててフィリピンが指呼の間にある。

・気候
 台湾は熱帯と亜熱帯に属しているので、気候は夏が長くて冬が短く、春夏秋冬の区別は日本ほどはっきりしていない。気候は地勢の影響を受け、特に冬に入ると、南と北とでかなりの差異がある。北部は12月から3月までの4カ月間は季節風の影響で、比較的に雨が多い。とくに2月末から3月中旬にかけて北方の寒気の影響で低気温(10度前後)が出現し、山間部で降雪もある。5月中旬から6月初旬は梅雨の季節である。中南部は5月から10月までの6カ月間の夏季は、だいたい毎日スコールがあって、昼間の暑さを幾分やわらげる。7〜9月の3カ月は日本と同じく台風シーズンになり、東部には大型の台風の上陸も多い。

・言葉
 台湾では数種の言葉が使用されている。公用語は標準中国語である北京語(台湾、香港では国語という)だが、中国大陸福建地方の方言の一種である台湾語(ビン南語)も日常よく使われている。戦後大陸から来た外省人は別として、大部分の台湾の人々はこの二つの言葉を使い分けているのが現状である。

◎台湾の祝祭日と行事(2002年4月)
 
1月1日:中華民国開国記念日。元旦。
 元旦とはこの日を指す。1912年のこの日、中華民国が正式に開国した。台湾では旧正月(春節)を盛大に祝うので、日本のような正月気分には程遠い。
 
 春節:中国社会で最も重要な祭日。爆竹、獅子舞、竜の舞、お年玉。春節は中国の民衆にとって、最も豪華でカラフルな節句である。民間では旧暦の元旦から15日程続き、多彩な行事が相次いで行われる。観光地は旅行客で賑わい、ほとんどの商店は5日以上も休む。正月最後の日は元宵節(26日)で工場はこの日まで休む場合が多い。映画館,デパートなど繁華街は人がごった返しているが、それ以外はひっそりとなる。ホテルやコンビニ以外の店はほとんど閉まってしまうので,外食している人は要注意。店によって違うが4日間は閉まっている。
 
元宵節(ランタン祭り)。
 正月行事の最後の日。元宵節と言えばランタン。古代、中国の民間で、旧正月の十五夜に「たいまつ」をかざす風習があることに由来している。夜空を照らし、天女や精霊が、自由に飛び回れるようにとのアイディアから、民衆の暖かい思いやりの中にほほえましさを感じとれる。この日はまた「観光節」で、1990年から始まった「ランタン祭り」が台北の中正紀念堂で挙行され、数十万人の人出で賑わう。今年は第8回目となる。その光と音の華やかなセレモニーは一見の価値あり。
 
2月14日:情人節(バレンタインデー)
 台湾にはこの日と合わせて2回「情人節」がある。日本と反対に台湾では男性が女性にプレゼントするのが常識。
 
2月28日:和平記念日(2.28記念日)
 1947年2月27日、闇煙草売りの取締りから、警察と群衆が衝突。群衆の一人が射殺された事から翌28日、台湾全島が暴動化。日本撤退後、台湾を統治していた大陸の国民党政権と本省人といわれる台湾に住んでいた住民が対立した。基隆から上陸した国民党軍によって暴動は鎮圧されたが、その折り虐殺された島民は2万とも3万ともいわれる。この事件は長い間タブーとされていたが、1999年より正式に国定休日(今年は例外)となった。
 
植樹節
 建国の父孫文が亡くなられた日。孫文(号は中山)は中華民国建国の父として尊敬され、彼の『三民主義』は中華民国国是として、台湾の理念となっている。
 
観音菩薩誕生祭り(旧暦1月30日)
 漁民、農民、商人など大衆に信仰されている観音菩薩の誕生日。菩薩を祀った寺社で盛大な祭りが行われる。
 
青年節
 1911年のこの日辛亥革命の志士72人が、広州黄花崗で、革命ののろしをあげた日。この日を青年節として彼らの偉業を讃える。なお、台北円山にある「忠烈祠」で恒例による総統親臨の下に春の慰霊祭が行われるので、3月28日の午後から29日の午前中まで、一般市民と観光客の参観は一時中止されるので注意。
 
4月5日:民族掃墓節
 「清明節」のこと。民族掃墓節とは、祖先の墓参りをする日で、日本の彼岸に近い風習。墓地は墓参りの人でにぎわう。祖先を敬う気風の強い中華民族には重要な節日。
 
旧暦3月4日媽祖誕生祭り
 台湾で最も多くの信仰を集めている海の女神「媽祖」の誕生を祝う祭の日。「媽祖」はもともと大陸福建の神様、台湾に移住した福建の人々と共に台湾に渡り、全島で380余箇所もの廟がある。特に「北港鎮」にある媽祖廟のお祭りは壮観。
 航海の安全を祈願し、媽祖の加護に深い感謝を捧げる台湾の人々は、旧暦3月23日(2002年5月5日)の媽祖の誕生日に彼女がこの世によみがえると信じており、宗教行事が盛大に行われる。この日の一週間くらい前から媽祖を祀った廟に人々はお参りをし、台湾に100ヶ所以上もあるという媽祖廟(台南大天后宮、台東天后宮、鹿港天后宮、松山慈祐宮など)は信者で溢れかえる。
 
5月1日:労働節(メーデー)
 世界中労働者の休日。工場などでは休日となる。
 
旧暦4月16日:端午節
 紀元前299年、楚の国の大臣である愛国詩人屈原が、国を憂い現在の湖南省にある汨羅江に身を投じたのがこの日。民衆は彼の死を悼み、笹で包んだおにぎりを水中に投じた。その故からこの日台湾の各家庭では(粽) ちまきを作り、屈原の霊に供える。「竜舟」と呼ばれるドラゴンボートレースが台北及び各地で催される。
 
旧暦4月13日:城隍爺誕生祭
 城隍さまは、閻魔王に仕える検事。この日のお祭りパレードは中国独特の竹馬−「高?」に乗った役者と獅子舞の芸人たちが街を練り歩き、気風のよい芸当を見せてくれる。
 
端午節
 旧暦の5月5日(2002年6月15日)で、本格的に「夏」がやってくるとされている。
 爆竹の鳴り響く中、上半身裸の男たちが短い櫂を水面に突き立てて一斉に漕ぎ出すと、二艘の船が川面を走り出す。端午節の前後は各地でこのような「ドラゴンボートレース」が催される。主な開催地は新竹市漁港、苗栗県竹南鎮港、宜蘭市宜蘭河(中山橋ー慶和橋間河段)など。
 
7月:受験の月
 台湾では7月1日より3日まで、全国大学の連合入試があり、受験の季節。大学は6月中旬頃から、小中学校は7月10日頃から夏休みに入り、小中学校は8月31日まで、大学は9月中旬頃まで休暇となる。7月初旬は受験の季節。
 
7月〜8月:豊年祭
 台湾原住民(山地同胞)のアミ族の祭りが、台東、花蓮のアミ族が居住する各地で盛大に行われる。
 
8月8日:父の日
 ごろ合わせでパパと読むところからこの日が父の日となった。親孝行な台湾の人はブランド品のバンドなどを父親に贈る。

8月25日:七夕祭(旧暦の7月7日)
 台湾では「情人節」という言い方が定着してきた。織姫と牛飼の星にまつわる伝承は日本と同じ。
 
旧暦7月15日:中元節
 旧暦の7月は「鬼月」とも呼ばれており、一ヶ月の間は地獄と人間界の間にある門が開き、あらゆる餓鬼や悪霊、先祖の魂が人間界にやってくると信じられている。何かと縁起の悪いひと月であるため、この時期は結婚や引っ越し、家の内装など節目となるイヴェントは避ける。餓鬼や悪霊、先祖の魂を「兄弟」とし、好兄弟節と呼ぶ人もいる。
 旧暦の7月15日は中元節で、この世にやってきた兄弟達のために、線香を灯して、お経を唱え、食べ物を供えたり紙銭を焼いたりして祖先を供養する。午後には家の前に出したテーブルの上に魚、肉、酒、野菜、果物やお菓子などを供える。
 基隆市では盛大な水火燈祭り(燈籠流)が行われ、台湾の夏の風物詩となっている。
 
9月3日:軍人節
 台北市円山の忠烈祠では秋の大祭が行われる。
 
9月28日:教師節(孔子誕生日)
 アジア各国の文化的土壌に多大なる影響を与えた哲学者である孔子の功績をたたえ、1968年から孔子の誕生日を「教師節」とした。当日、台湾各地の孔子廟では古式おごそかな祭典が催される。
 国定休日になっていないのだが、学校では生徒たちが先生のために催し物を企画するので、学校が「休み」でない方が都合が良いらしい。
 台湾各地の孔子廟(台南孔廟、高雄孔子廟など)では、舞や音楽などの盛大な儀式が執り行われる。
 
旧暦8月15日:中秋節
 春節、端午節にならぶ中国三大節句のひとつで、旧暦の8月15日(2002年9月21日)という一年で最も満月の美しいこの日を中秋節と定め、「お月見の日」としてお祝いをする。
 田畑の刈りいれが終わり、やっとのんびりできるようになった農民が、神のご加護に感謝し、収穫を祝うことからこの習慣が始まったとも言われている。
 当日の夜は、老若男女がその年で最も丸くなった中秋の名月を見ようと、どっと風景地区に詰め掛ける。陽明山や木柵のドライブウェイは月見客でごったがえす。また最近は屋外で焼肉を焼いて食べるのが流行している。日本では月見団子、台湾では家族の団欒と幸福を祈って、丸い形の月餅。
 
10月10日:国慶節(双十節)
 1911年、武昌で清朝政府打倒の革命運動が起きた日。この革命は辛亥革命と呼ばれ、この革命によって、清朝政府が倒れ、中華民国が誕生した。
 孫文は医者としての身分を投げうって革命の道に入り、「中国同盟会」という政党を旗揚げして、「外国支配の排斥」「民族自決の回復」「民主政府の設立」などをスローガンによって革命をスタート。1912年1月1日、革命軍は数千年もの間脈々と続いて来た王朝政治にピリオドを打ち、アジア最初の共和国国家・中華民国の建国を宣言した。
 例年、総統府前広場で、盛大な式典が行われ、慶祝大会、軍事パレード、国を挙げての盛大な催しがある。
 
10月25日:光復節
 1945年10月25日に台北市内で行われた蒋介石政権の陳儀(ちんぎ)・台湾省行政長官と安藤利吉・台湾総督が降伏文書の署名を行ったことを記念して設けられた日。陳儀長官は署名後、台湾の主権が国民党政権下に置かれると宣言し、この日から台湾は日本統治を離れた。この時期に、日本の国民体育大会に相当する台湾地区運動会が開催される。

10月31日:蒋公生誕記念日
 故蒋介石総統の誕生記念日。

11月12日:国父生誕記念日
 国父故孫文の誕生記念日。孫文は辛亥革命を指導し、13回に及ぶ蜂起の末、遂に清朝を倒して中華民国の初代臨時大統領に就任、建国の父として国父と呼ばれ、人々の厚い尊敬を受けている。

12月25日:中華民国行憲記念日
 中華民国憲法が実施された記念日。クリスマスと重なる為、街にツリーが飾られ、ジングルベルが鳴り響いて大層賑やかである。