中華民国(台湾)とは
  メニュー

TOPページ 

中国 

台湾 

 台北経済文化代表処

 台北週報 

 光華 

 台湾旅行 

 台湾とは 

 旅行に行く前に 

 台湾について 

 台湾って。。。 

 台湾の人って 

 台湾の地理 

 台湾料理 

 台湾関連news 


韓国
 

インド 

シンガポール
 

タイ 

インドネシア 

その他の国 


リンク 



国名:中華民国(臺灣)
   Republic of China(Taiwan)
 
首都:台北(Taipei)
 
面積:3万5980km2(九州よりやや小さい)
   東西約20km、南北約28km
 
人口:2254万8009人(2002年7月推計)
   台北市265万人、高雄市148万人(2001年3月)
 
地形
 台湾は中国大陸福建省の南東に位置している熱帯の島です。全土の69%が山地で、東寄りに標高3000m以上の台湾山脈が南北に縦走しています。主峰の玉山は3997m。西部には比較的広い沖積平野が広がっています。中国大陸とは、幅150kmの台湾海峡で隔てられています。
 中華民国政府の管轄地域は、台湾本島、澎湖諸島、金門、馬祖、その他数十の小さな島です。台湾は中国大陸の東南海岸から約160キロメートル(100マイル)、北の日本と南のフィリピンとのほぼ中間の西太平洋に位置しています。
 台湾と周辺諸島の面積は約3万6,000平方キロメートル(1万4,000平方マイル)で、台湾本島は長さ約394キロメートル(245マイル)、幅は、最も広いところで144キロメートル(89マイル)です。
 台湾を縦走する5つの山脈は、島の陸地面積の半分近くを占めています。最大の中央山脈は台湾の脊稜をなし、台湾の最高峰、玉山(海抜3,952メートル)があります。そのほか重要な地形としては、休火山、丘陵、台地、高台、沿岸平野、盆地などもみられます。可耕地は島の30%にすぎません。
 また、嘉義市の南郊に北回帰線が横切っており、回帰線以北は亜熱帯、以南は熱帯に属しています。
 
気候
 高温多湿のモンスーン気候で、北部は亜熱帯、南部は熱帯性に属しています。平均気温は、7月で摂氏28度、1月で摂氏14度です。夏は5月から9月までで、通常蒸し暑く、日中の気温は摂氏27度から35度に達します。短くて温暖な冬は12月から2月までで、雪が降るのは高い山だけです。
 四季はあまり明瞭ではなく、年間を通して降雨がありますが、降雨量は季節、位置、標高によって、大きな変化があります。北部では夏季が雨季、南部では冬季が雨季となります。平均降雨量は、年間およそ2,515ミリメートル。
 台風は、毎年夏季に平均3回か4回、台湾を襲って、大半の水を供給するほか、洪水や土砂流など、若干の被害ももたらしています。最近では、2001年の7月末に上陸した台風が猛威をふるい、各地で大きな被害を出したほか、台北市でも地下鉄(MRT)の路線が水没するなど、大きな被害がでました。
 
人口増加率:0.78%(2002年推計)
人口密度:627人/km2(2002年推計)
 出生率:1,000人につき12.89人(1999年12月)
 死亡率:1,000人につき5.73人(1999年12月)
 男女比率:105(男):100(女)(1999年12月)
 15才以下の人口の比率 :21.43%(1999年12月)
 65才以上の人口の比率 :8.43%(1999年12月)
 平均寿命:男:72.28歳、女:77.97歳(1999年12月)
 平均寿命:76.74歳(2002年推計)
 台湾地域の総人口はおよそ2,210万(1999年12月)、人口密度は1平方キロメートル当たり平均610人と、世界で2番目である。台湾最大の都市は台北(264万)で、高雄(146万)がこれに続く。
 
国民総所得(GNI):2928億2998万6816米ドル(GNP、1999年)
1人当たり所得(GNI/人):1万3350米ドル(GNP/人、1999年)
 
◎民族:漢族98%、高山族2%
   本省人(台湾出身者)85%
   外省人(大陸出身者)13%
   その他(マレー・ポリネシア系)2%
 台湾地域の住民は、ほとんどが漢族ですが、そのほかアミ族、タイヤル(アタヤル)族、 パイワン族、プヌン族、ピュマ族、ルカイ族、ツオウ族、サイセット族、ヤミ族の主要9民族からなる先住民族40万2,452人がいて、総人口の2%弱を占めています。早い時期に移住した漢族、すなわち「台湾人」の大部分は、ほとんどが広東省から来た客家(15%)と、中国東南部の福建省から来た南福建人(70%)の2つのグループで構成されています。
 1949年には、中華民国政府とともに中国各地から多くの移住者がありました。これらの移住者は「外省人」(大陸人)と総称され、人口の15%弱を占めています。先住民族、客家、南福建人、外省人の4グループ間の結婚は極めて当たり前になっているため、それぞれのグループの区別は年月とともに薄れる傾向にあります。
 
◎言語:中国語(北京語、台湾語、福建語、客家語)、先住民族語、日本語
台湾では、国語と言われる北京語と台湾語が使われています(法律で定まった公用語はない)。台湾語は、中国語の方言の一つである門虫南語に、日本語をはじめとする外来語の単語の多く入り込んだ言葉です。南部では、生活用語は、ほぼこの言語が使われています。ほかに、漢民族の少数グループである客家の使う客家語や、先住諸民族の使う各民族語と、彼らの高年齢層に共通語として使われている日本語が残存しています。

◎宗教:仏教+儒教+道教93%、キリスト教4.5%

◎独立年月日:中華人民共和国では〈台湾省〉と位置づけているが、1945年より中華民国政府が統治。

◎国連:非加盟
 
◎産業(2002年4月)
 経済成長が著しく、「新興工業地域(NIES)」の1つです。工業は輸出産業の育成に積極的で、外国資本による労働集約型の軽工業から始まり、重化学工業、電機、電子に到るまで急速に発展しています。北部の新竹地区はハイテク産業の中心地で、“アジアのシリコンバレー”と呼ばれています。農林漁業も盛んで、米、サトウキビ、野菜などが栽培されています。地下資源では石炭、大理石が産出されます。外貨準備高は、1993年1月の時点で825億ドルと世界1です。商業と観光も盛んです。
 
◎憲法(2002年4月)
 中華民国憲法は、孫逸仙(孫文)博士の三民主義、すなわち民族主義、民権(民主)主義、 民生(社会福祉)主義に基づいています。
 憲法は1947年1月1日に公布され、同年12月25日に発効しました。近年、国民大会は民主主義的なプロセスを強化するため、6回にわたって憲法を改正しています。
 最近の改正では、国民大会の機能を縮小し、議会を一院制にする方向を打ち出しました。また総統の指名した司法院、考試院、監察院の高官を承認する国民大会の権限は立法院に移されました。
 
◎政治体制(2002年4月)
 政体:三民主義(民族独立、民権伸長、民生安定)に基づく民主共和制。
    五権分立(行政、立法、監察、司法、考試)。
 総統:陳水扁、副総統:呂秀蓮
 議会:立法院院長:王金平
 行政機構:行政院長:遊錫コン、副院長:林信義
 
◎政府機構(2002年4月)
 中華民国の政府は
(1)総統、五院(行政院、立法院、司法院、考試院、監察院)、国民大会で構成される中央レベル
(2)台湾および福建省政府と、台北および高雄市政府で構成される省/直轄市レベル
(3)5市政府と18県政府からなる県/市レベル
の3つのレベルに分けられます。
 
・総統
 国家元首たる総統は、国事遂行の特定権限を憲法によって与えられています。以前は、国民大会が総統を選出していたが、1992年に憲法追加条項が通過し、中華民国の自由地域公民が総統を選ぶようになりました。これらの憲法改正によって、同一人の総統就任は、4年の任期を最大限連続2期までと規定されました。
 第9代中華民国総統の李登輝博士は、選挙で選ばれた最初の総統として1996年5月20日に就任しました。
 選挙で選ばれた2番目(第10代)の中華民国総統である民主進歩党の陳水扁は、2000年5月20日に就任しました。
 
・国民大会
 2000年4月24日に新しい憲法改正条項が公布され、国民大会は、立法院による提案の公示を受けて憲法を改正し、あるいは国家領土を変更する機能を果たすことになりました。国民大会は、立法院の発議によって3カ月以内に総統または副総統を弾劾することができます。国民大会代表300人は、比例代表制によって選ばれ、国民大会は憲法追加条項に従って権限を行使し、開会から11カ月以内に閉会します。
 
・行政院
 行政院長(首相)の下に、行政院は3つのレベルの下部機関があります。すなわち、行政院会議、8部(内政、外交、国防、財政、教育、法務、経済、交通)と、モンゴル・チベット委員会、および僑務委員会からなる行政機関です。そして、行政院主計処、行政院新聞局、その他特別委員会および臨時部会からなる下部部局です。
 
・立法院
 現在は225人の委員で構成される立法院(議会)が、国家の最高立法機関であす。ほとんどの委員は選挙で選ばれ、一部が政党の比例代表で選ばれます。立法院は法律を制定し、予算を審議し、会計検査を行い、行政院の活動を監督します。第4期立法委員は1998年12月5日の選挙で選ばれ、任期は2002年1月31日までです。
 
・司法院
 司法院は国家の裁判制度を運営し、民事、刑事、行政訴訟のすべての案件および公務員の懲戒に関する案件の処理に責任を負っています。司法院は、院長、副院長各1人を含む15人の大法官で構成されています。大法官は立法院の同意を得て、中華民国総統が任命します。
 
・考試院
 考試院は、すべての公務員の採用試験、雇用、管理について責任を負っています。院長、副院長各1人、数人の考試委員で構成され、任期は6年です。中華民国総統が立法院の同意を得て任命します。
 
・監察院
 監察院は国家の最高監察機関として、弾劾、譴責、矯正、会計検査の権限を行使します。現在は院長、副院長各1人を含めて29人の委員で構成されています。すべての委員は任期6年で、中華民国総統が立法院の同意を得て任命します。
 
・政党
 立法院の政党別議席数。2000年4月現在、内政部に登録している政党は、全部で91党に上ります。ただし、中華民国の選挙政治で重要な役割を果たしているのは4党だけです。2000年3月18日に行われた大統領選挙では、民主進歩党(民進党=DPP)の陳水扁候補が39.3%の得票で当選しました。国民党(KMT)は、立法院で小差ながら多数を占めています。2000年大統領選挙で次点に止まった宋楚瑜が結成した親民党は、今や台湾第3の政党です。立法院の議席からみた中華民国第4の主要政党は、新党(NP)です。
 
 中華民国を国際社会から孤立させようとする北京の容赦ない試みによって、中華民国は国際諸国の間で外交地位を確保するために実務外交政策を採ることが必要になっています。中華民国は1999年12月現在、29カ国と正式な外交関係をもち、正式な外交関係のない国にも63カ国に98の代表機関を置いています。
 中華民国は、アジア太平洋経済協力(APEC)会議など、多くの国際経済機関の活動メンバーですが、他の国際グループにも参加を拡大しようとしています。1995年1月31日、中華民国は世界貿易機関(WTO)にオブザーバーとして正式に参加を認められ、1998年末までにすべてのWTO諸国とWTO加盟に関する2者間合意を締結しました。
 中華民国は、国際社会に一段と大きく貢献することができるように、経済機関だけでなく、世界保健機関(WHO)や、国連などの組織への参加も求めています。
 
◎内政(2002年4月)
 1987年7月の戒厳令解除後、政治の自由化と民主化を急速に推進しました。1996年3月には初の総統直接選挙を実施しました。2000年3月の第2回の選挙では、民進党公認の陳水扁・呂秀蓮ペアが当選し、50年以上にわたる国民党体制が終了しました。
 
◎外交関係のある国(計27ヵ国)(2002年4月)
 トゥヴァル、ソロモン諸島、マーシャル諸島共和国、パラオ共和国
 バチカン
 パナマ、ドミニカ共和国、コスタ・リカ、グァテマラ、エル・サルヴァドル、パラグァイ、ドミニカ、ホンデュラス、ハイティ、ベリーズ、セント・ヴィンセント、セント・クリストファー・ネイヴィース、グレナダ、ニカラグァ
 スワジランド、マラウイ、リベリア、ブルキナ・ファソ、ガンビア、セネガル、サントメ・プリンシペ、チャード
 
・中華民国の加盟する国際政府間組織:16(1999年12月)
・中華民国の加盟する国際非政府間組織:953(1999年12月)
 
◎日台関係(2002年4月)
・基本的枠組み
 日中国交正常化(1972年)以来、日台関係は民間及び地域的な関係(非政府間の実務関係)として維持されている。
 
・経済関係
(1)対台貿易(2001年)(JETROBDCシステム)
 (イ)貿易額
     輸出:258億ドル
     輸入:127億ドル
 (ロ)主要品目
     輸出:機械、化学品、金属品
     輸入:食料品、機械、雑貨、繊維
(2)我が国からの直接投資
   1997年:8.51億米ドル
   1998年:5.35億米ドル
   1999年:5.14億米ドル
   2000年:7.30億米ドル
 
・人的往来(2000年)
(1)日本 → 訪台者数91万人
(2)台湾 → 訪日者数81万人
 
・在留邦人数
 14,961人(2001年1月末、台湾警政署調べ)
 
・日台関係民間窓口機関
(1)日本側:(財)交流協会(東京本部、台北・高雄事務所)
(2)台湾側:亜東関係協会(台北本部、東京・大阪事務所、横浜・福岡支所)
 
◎海峡両岸関係(2002年4月)
 陳水扁総統の海峡両岸関係に関する「五つのしない」政策
 陳水扁総統は、2000年5月20日の就任演説で、海峡両岸関係に関する「五つのしない」政策を明確にしました。総統は、中国共産党が台湾に対して軍事力を行使しない限り、以下のことはしないと約束しました。
 @台湾の独立を宣言する。
 A国号を変える。
 B李登輝前総統の「特殊な国と国との関係」という考え方を中華民国憲法に盛り込むことを図る。
 C独立または統一の問題に関して現状を変えるための国民投票を実施する。
 D国家統一綱領または国家統一委員会の廃止を図る。
 
 中国が主張する「一つの中国」の原則について、陳水扁総統は、台湾海峡の両岸は「善意による和解、積極的協力、永久平和」の原則を堅持すべきだと述べ、中国大陸当局に「将来の一つの中国という問題に共同で取り組む」よう呼びかけました。
 
◎国家統一の担当機関(2002年4月)
 1990年に、総統の諮問機関として、国家統一委員会(NUC)が設置されました。
 1991年に創設された行政院の大陸委員会(MAC)は、中国大陸に対する中華民国政府の政策の全般的立案、調整、評価、実行に関して責任を負っています。
 海峡交流基金会(SEF)は、1991年に設立された民間の仲介団体で、大陸委員会の監督と指導の下で、海峡両岸関係の諸問題を取り扱っています。
 
◎海峡両岸交流の現況(1999年)
 台湾からの大陸訪問:185万2,000人
 大陸からの台湾訪問:10万6,689人
 海峡両岸の貿易総額:253億米ドル
 台湾の大陸投資総額:12億5,000万米ドル
 台湾企業による大陸投資の主要分野:エレクトロニクス、食品飲料加工、プラスチックおよびゴム製品、卑金属、精密機器
 
◎軍事力(ミリタリーバランス2001−2002)
 予算:2,710億台湾ドル(82億米ドル)
 兵役:兵役年間22ヵ月
 総員:約37万人(予備役165.8万人)
 陸軍:24.0万人(主力戦車約930両等)
 海軍:3.2万人、艦艇等約150隻(駆逐艦等32隻、潜水艦4隻等)
 海兵隊:3.0万人
 空軍:6.8万人、作戦機約510機(海軍作戦機約32を含む:主力戦闘機ミラージュ2000、F-16、F5、経国)
 
◎経済
 主要産業:電気・電子、繊維
 GNP:3,144億米ドル(2000年)
 一人当たりのGNP:14,188米ドル(2000年)
 実質経済成長率:−2.18%(2001年)
 消費者物価上昇率:−0.01%(2001年)
 失業率:4.57%(2001年)
 外貨準備高:1,552億米ドル(2002年7月)
 貿易総額:2,301億米ドル(2001年)
  輸出額:1,438
  輸入額:1,400
  収支:+65.6
 国民総所得(GNI):2928億2998万6816米ドル(GNP、1999)
 1人当たり所得(GNI/人):1万3350米ドル(GNP/人、1999)
 
◎経済実績(1999年)
 国内総生産(GDP):2,886億米ドル
 国民総生産(GNP):2,919億米ドル
 1人当たりGNP:1万3,248米ドル
 経済成長率:5.67%
 失業率:2.92%
 天然資源:若干量の石炭、天然ガス、石灰石、大理石、アスベストが埋蔵
 農業:GDPの2.6%
 鉱工業:GDPの33.09%
 サービス:GDPの64.31%
 
 主な農作物はコメ、砂糖きび、野菜、とうもろこし、果実、花卉、茶。主な畜産物は豚、 家禽、乳牛など。
 製造業(GDPの26.44%)が生産額全体の79%近くを占める。化学と電子産業が急成長する一方で、労働集約型産業の生産は引き続き低下している。
 サービス部門の主要分野は商業(GDPの18.36%)、倉庫、電気通信、輸送(GDPの6.81%)などである。
 高雄港は世界で三番目に大きいコンテナ港であり、台湾の輸出入品の3分の2を扱っている。
 
◎貿易実績(1999年)
 貿易総額:2,322億8,000万米ドル
 輸出  :1,215億9,000万米ドル
 主な輸出市場:米国(25.4%)、香港(21.4%)、欧州(16.7%)、日本(9.8%)
 
 輸入 :1,106億9,000万米ドル
 主な輸入元:日本(27.6%)、米国(17.8%)、欧州(15.9%)
 
 華僑および外国人の台湾向け投資承認額:41億8,000万米ドル
 対外投資承認額:32億7,000万米ドル
 外貨準備高:1,131億米ドル(2000年5月)
 
◎主要貿易相手先(2002年4月)
(1)輸出:米国、香港、日本、ドイツ、オランダ、シンガポール
(2)輸入:日本、米国、韓国、ドイツ、マレーシア

◎主要貿易品目(2002年4月)
(1)輸出:機械・電機、紡織品、金属同製品
(2)輸入:機械・電機、化学品、金属同製品

◎対外投資
 43.9億米ドル(2001年)(対大陸投資は含まない)

・中華民国の外貨準備は世界第3位であり、貿易国としては上位14カ国に属しています。
 

◎略史
 中華民国(ROC)は1912年、孫逸仙(孫文)博士によって建国された主権国家であり、立憲民主主義国家です。
 建国後の最初の20年間、中華民国は国内の動乱に悩まされ、軍閥が政権獲得を目指して相互間や中央政府を相手に戦っていました。
 1927年、蒋介石総統の北伐によって、割拠する軍閥は敗退し、国家が統一されました。しかし1930年代初め、日本軍が中国領土を侵略し、1937年には、8年にわたる抗日戦争が始まりました。日本は1945年に連合軍に敗北しましたが、中華民国は、中国共産党の勢力拡大によって再び脅威にさらされました。共産党は内戦を引き起こし、ソ連の支援を得て中国大陸を支配下に置き、中華民国政府は1949年、台湾に移ることを余儀なくされました。
 中華民国政府が現在管轄権を行使しているのは、台湾とその周辺諸島、すなわち台湾地域と総称される地域に対してです。
 
 1661年 鄭成功が史上初の漢族系政権を誕生させた。
 1681年 清朝に帰順、福建省の管轄下に置かれた。
 
 1895年 日本が併合。
 
 1911年 辛亥革命。
 1912年 中華民国、設立。
  
 1945年 中国に復帰。大陸からの移民が増加。
 1947年 2.28事件。本省人が各地で暴動を起こす。
 1949年 中華人民共和国、成立。
     蒋介石率いる国民政府が軍隊とともに台湾に移った。
     中華民国として国際連合に承認された。
 1949年12月7日  台北に「臨時首都」を遷都。
 1971年10月25日 国連を脱退。
 1975年4月5日 蒋介石総統死去。
 1987年7月15 日 戒厳令解除。
 1988年1月13日 蒋経国総統死去。李登輝副総統、総統に就任。
 1990年3月21 日 李登輝、第8代総統に当選。
 1996年3月23 日 李登輝、第9代総統に当選。
 2000年3月18 日 陳水扁(民進党)、第10代総統に当選。
 2000年5月20 日 陳水扁第10代総統に就任。
 
◎建国の父
 孫文:11月12日、国父誕生記念日
 
◎先総統蒋公誕生日:10月31日(蒋介石の誕生日)