台湾の人って。。。
このページは、私が台湾の人々との交流を通じて感じたことを書きつづったものです。
  メニュー

TOPページ 

中国 

台湾 

 台北経済文化代表処

 台北週報 

 光華 

 台湾旅行 

 台湾とは 

 旅行に行く前に 

 台湾について 

 台湾って。。。 

 台湾の人って 

 台湾の地理 

 台湾料理 

 台湾関連news 


韓国
 

インド 

シンガポール
 

タイ 

インドネシア 

その他の国 


リンク 



◎台湾の人のお酒の飲み方2(2004年9月10日)
 台湾では、お酒を飲む時にはルールがあります。台北に住んでいる人や、日本企業との付き合いが長い人は、それほど気にしませんが、地方に行けば、このルールは厳然と存在します。そのルールとは、酒を飲む時は、必ず乾杯をする、ということです。一人でお酒を飲んではいけないのです。
 まず、全員がお酒を注ぎあって、全員で乾杯します。その後、食事をしながら、いろいろな会話をしつつ、お酒を飲むわけですが、自分が酒を飲みたい時は、乾杯が必要です。隣の人と話をしていれば、グラスを持って、相手もグラスを持つように促し、乾杯をして一緒に飲みます。向こうが飲みたい時も、同じようにされます。本当の台湾式だと、必ず、飲み干すのだそうですが、最近は、一口、二口、飲めば良いようです。
 2人、3人で飲んでいる時は、それほど問題ではないのですが、お客さんとして10人くらいの宴会に参加した場合は、大変です。というのも、隣の人と話をしていても、次から次へと挨拶に来てくれて、そのたびに乾杯です。最低でも人数分は、飲まなくてはいけません。さらに、隣の人との話が落ち着いて、料理を食べていても、1つ先、2つ先の席の人と目が合えば、グラスを持って、乾杯を促します。台湾では席が離れている際は、グラス同士をぶつけることができませんので、略式としてグラスの底をテーブルやターンテーブルにぶつけて、乾杯とします。お客さんとして参加すると、向こうが気を使ってくれますので、乾杯の回数が増えることになります。台湾では、お酒を飲むことが、仕事としても重要ですね。

◎台湾の人のお酒の飲み方(2004年9月10日)
 台湾では、色々な飲み物に氷を入れます。例えば、ビール、ワインなどにも平気で氷を入れます。これは、台湾に限らず、中国、シンガポール、タイでも同じでした。もしかしたら、暑い国では、普通のことなのかもしれません。多分、暑いから、冷たく冷やしてきた飲み物も、テーブルの上に置いておくと、すぐに温かくなってしまうから氷を入れるのだと思いますが、それでも日本人の感覚からすると不思議な感じです。
 ビールに氷を入れれば、泡がシュワーと出て、ビールでなくなってしまいそうなのですが、こちらの人は全然、気にしません。ひどい時は、氷をかき混ぜて、冷やそうとするのです。確かにビールは冷えるのかもしれませんが、泡がなくなってしまっては、既にビールではないような気がします。
 ワインなども、味が薄くなってしまうと思うのですが、一向に気にしません。アルコール飲料であって、冷たく飲めれば良い、ということなのでしょうか?なんだか、もったいないような気になってしまいます。ちょっと、私には真似できませんね。

◎台湾の人の食事の仕方(2003年12月12日)
 漫画「美味しんぼ」の2巻の第一話で山岡達が横浜中華街に行って食事をする際、山岡が『ゴマソースの物も、チリソースの物も同じ皿で取れって言うのか!!』って、山岡がブチ切れている場面があります。
 しかし、台湾の人は、そんなこと全然、気にしていません。どちらかと言うと、食事の仕方は、かなり汚いですね。(中国の人も同じです。)だいたい1つの皿で様々な味のソースの料理を食べています。2種類の異なるスープを同じ器に盛って食べることも平気です。また、海老とか魚料理を食べている時、殻や骨が残っている皿に新しい料理を盛ることも平気です。
 普通のお店では、まず間違いなく1品ずつ新しい皿が出ることはありません。高級なお店に行けば、1品ずつ料理を取り分けてくれますので、山岡が言っていることも間違いではないと思いますが、店によりますよね。
 まあ、ハイクラスの人であれば違うのかもしれませんが、私が付き合うような普通の人たちは、料理ごとに皿を変える、という発想はありませんね。

◎台湾の人はチャーハンを箸で食べる(2003年12月12日)
 日本で、チャーハンを頼むと、皿にチャーハンが盛られて、「レンゲ」がついてきます。このため、日本では「レンゲ」を使ってチャーハンを食べる人が多いと思います。
 しかし、台湾ではチャーハンをレンゲで食べる人はいないようです。一般的に大皿に盛られたチャーハンは、日本の中華料理屋でスープを飲むのに使っている深めの小さい器に盛ります。(中国でも全く同じです。)そして、この器を手でもって、箸で食べます。この器は、日本での茶碗と同じような使われ方をするのでしょう。
 チャーハンに限らず、白飯も同じように深めの小さい器に盛って、箸で食べます。これは、日本で御飯を食べる時と同じスタイルです。この器は、日本ではスープ専用の器として限定利用されていると思いますが、台湾では用途は限定されていません。ただの器の一つです。スープを入れたり、御飯を入れたり、普通の料理を入れたり、大活躍です。
 なぜか日本では、チャーハンは皿からレンゲで食べる形が定着してしまったようですが、台湾で、そのような食べ方をする人はいないようです。最も、ハイクラスの人達の食べ方は分かりません。私が知っているのは、ごく普通の一般人ですので。ただ、少なくとも、ごく普通の人たちで、チャーハンをレンゲで食べる台湾の人には会ったことがありません。

◎台湾の人は枝豆を箸で食べる(2002年9月10日)
 台湾の友人達が日本に来て、一緒に居酒屋に行きました。彼らは、日本語も話すことができ、そのうちの1人は大阪に数年、住んでいたこともありました。
 居酒屋でビールを飲みながら枝豆をつまんでいて、「何か変だな」と感じることがありました。台湾には枝豆はないようですが、彼らは「美味しい、美味しい」、と非常に喜んでいました。ビールのつまみに枝豆というのは、世界的に認められるものだなあ、と思いながら枝豆をつまんでいたのですが、何かが変なのです。
 よく観察してみると、理由が分かりました。それは、台湾人の枝豆の食べ方なのです。日本人は枝豆を手でつまんで、中の豆を口の中に押し出します。普通は、こういう食べ方だと思います。
 ところが、台湾人は箸で枝豆をつまみ、皮ごと口の中に入れてしまいます。で、ごにょごにょして、皮だけを口から出し、皮入れに戻すのです。
 彼らは、食べ方が分からない食べ物については、食べ方を聞いてくるので、枝豆の食べ方を知っていると思っていました。しかし、違ったようです。多分、枝豆に似たような食べ方をする食べ物が台湾にあるのでしょう。ですから、自然にそのような食べ方をしたのでしょう。
 まあ、皮ごと口に入れても問題ないけれど、噛み痕のある枝豆の皮を皿の上に置かれると、少し気持ち悪いです。日本人同士だと、時々、食べる前の枝豆の皿か、食べた後の皿か分からない時がありますが、台湾人と枝豆を食べる時は、観察が必要です。間違っても、台湾人が食べた後の枝豆は触りたくありません。
 そういえば私はブドウも枝豆と同じように食べています。でも同じ日本人でも、ブドウを皮ごと口に入れ、後から皮だけを出す人もいますね。何が正しいかは分かりませんが、少なくとも台湾人と一緒に枝豆を食べる時は、要注意です。